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千葉工業大学、日本国内初となる「AI大学講師」の導入を開始

最終更新日:2025/05/16

千葉工業大学 AI講師導入

千葉工業大学は、国内初となる「AI大学講師」の導入を開始しました。学生の学習履歴とChatGPTを組み合わせ、個別最適化された対話型教育を実現することで、教育効果の検証を進めます。

このニュースのポイント

  • 学習データのベース化による個別修得度の蓄積や分析により、思考プロセスの可視化と個別最適化された対話型指導が可能
  • 大規模授業において、各学生の理解度や進度に応じた補足説明が個別で対応可能
  • 複数言語に対応し、留学生が母国語でのサポートを受けることが可能

千葉工業大学は、OpenAIのChatGPTと学習履歴データベースを組み合わせたAI大学講師を導入し、国内初の試みとして実証実験を開始したと発表しました。これは、従来の大人数講義では難しかった学生一人ひとりへの対応を可能とし、教育の個別最適化を図ることを目的とした試みです。

本実証実験では、学生の発言や課題、質問といった学習活動をデジタル化し、国際標準規格であるVerifiable Credentials(VC)として保存。改ざんが困難な形式でデータを管理することで、信頼性のある学習履歴を構築し、これを専用API経由でカスタマイズされたGPTsに連携させます。AIはこの履歴をもとに、学生の思考傾向や理解度に応じた対話や助言を行い、個別指導の質を高めます。

また、AIは複数の視点からの問いかけを行うことで、学生が気づきにくい視点への着目を促し、思考の柔軟性を育む効果も期待されています。あわせて、AIがリアルタイムで講義の補足説明を行うことにより、講師の説明を理解しきれなかった学生にも即時のフォローが可能になります。

さらに、留学生向けには、AIによる翻訳機能を活用して母国語での学習支援を実現。日本語が不慣れな学生にも授業内容を伝達できる環境を整え、多様な背景を持つ学生の受講を後押しします。

本実証実験は「web3・AI概論」の授業において2025年7月まで行われ、教育効果は理解度や定着率、思考力、授業満足度、中退率などの観点から定量・定性的に検証されます。

千葉工業大学は、AI大学講師を単なる自動応答ツールではなく、教育のパートナーとして位置づけ、今後も全国展開を視野に研究と改善を進める方針です。

出典:PR TIMES

AIsmiley編集部

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